藤元健太郎のフロントライン・ドット・ジェーピー

2014年6月6日金曜日

自律行動型ガジェットとして増殖していくロボット社会


ソフトバンクがロボット事業を発表した。ただ人型でしゃべる接客タイプだったこともあり,どこかで見たデジャブ感があったのも事実だろう。しかし,これまでのASIMOのような見せ物としてのロボットから,我々と一緒に社会生活の一部として働くロボットが増加する流れは間違い無い。新興国では人件費が高騰する中無人のロボット工場が次々と作られている。ロールスロイスは無人のドローン輸送船を開発中だ。自動車も貨物輸送システムとして無人車両が増えるだろう。すでに戦場に送り込まれる兵器は次々と無人兵器になっている。街中の安全の見守りや清掃ロボットなども出てくるだろう。センサーで状況を把握し,通信で周辺のデバイスと協調しながら自律的に動く端末をロボットとするなら,スマホの延長線のようなロボットもどんどん増えてくる。子供がプログラミングしてスマホをロボットにして遊ぶRomo(http://www.romotive.jp/)もまもなく日本で発売されるが,これも立派なロボットだ。
街中で不審な動きをしていると「ペッパー警部」に注意される日もすぐそこかもしれない。



0 件のコメント:

コメントを投稿